トイレの座面までの高さについて
あまり意識しない方が多いのですが、トイレの床から座面までの高さはとても重要です。トイレのリフォームをしたあとに実際に使ってみたら床まで足が届かないという事態になるケースがあるのです。まず昔のトイレと現在のトイレでは座面高が異なっているのです。日本人の平均身長は伸びているため、それに合わせてトイレも高くなっているのです。そのため古いトイレを新しいトイレにすることによって、床に足が届かなくなるというケースもあるのです。そのためもしトイレのリフォームで本体ごと取り替えようと思っているならば、必ず座面高をチェックしておきましょう。普段そのトイレを使う人が快適に利用できるようにするべきなのです。
補高便座とは
座面の高さを調整するための方法があります。それは補高便座を利用することです。こちらは高さが30cmのものや50cmのものが出ています。これを利用することによって、便器の座面高を調整できるため、自分に合った高さに調整できるのです。立ち座りが楽になるでしょう。便座や便器に固定してしまうタイプだけではなくて、簡易的に設置できるものも出ています。たとえば車いすを使っている場合はそこから移動することが楽にできるように座面高を高くした方が良い場合もあるのです。足腰が曲がらないという方や身長の高い方にとっても補高便座というのは使いやすいものとなります。今の便座をそのまま利用して、なおかつ座面高を高くしたい場合に補高便座は有効です。
40cmが一般的な座面高
現在のトイレの座面高は40cmが一般的となっています。これは小さな子供から背の高い大人までが快適に利用できるように設計されているものなのです。ただし、これでは快適ではないという方も中にはいるでしょう。もし自宅のトイレを使う人が限られているならば、座面高が一般のものとは異なるトイレを設置してみるのも良いでしょう。たとえば50cmの座面高の便器も登場しているのです。補高便座を使うのではなくて、最初から座面高の高い便器を導入するという方法があるのです。これからリフォームを検討している方は座面高にも注目しましょう。実際にショールームへ行ってみれば、さまざまな座面高のトイレに座ってみることができるでしょう。数字だけをチェックするのではなくて、実際に高さの違いを感じ取ってみることも大事なのです。トイレの座面高をぜひともこだわってみましょう。トイレにとって重要な要素の一つです。