水洗トイレができる前は、日本の多くの家庭で汲み取り式が利用されていました。昭和30年代に建築された家ぐらいまでは、普通に汲み取り式トイレが使われていたわけです。平成になるとかなりレアなものになり、令和の時代になるとさらに数が少なくなっています。しかしそれでも、築60年以上の住宅はいまだに汲み取りトイレがあります。もし、汲み取り式トイレではなく水洗に変えたい場合、特に洋式トイレに変えたい場合にはリフォームをするのが良いでしょう。
リフォームをする場合には、一体どれぐらいの費用がかかるか気になるところです。例えば洋式から洋式に換える場合には、ただ設置する費用と本体そのものの費用がかかるだけです。本体の価格によっても異なりますが、平均的には200,000円程度のトイレを設置しているため、全部で250,000円位の金額になります。しかし汲み取り式の場合には、地面を埋めなければいけません。その時の費用が600,000円ぐらいかかると考えておけば良いです。そうすると合計で1,000,000円程度の金額になる可能性があります。
ただ実際には、その住宅の種類によっても異なります。あるいはリフォームの仕方によっても異なるでしょう。完全に汲み取り部分を取り除いてしまうとそれぐらいかかりますが、埋めてしまえばリフォームの費用はそこまでかかりません。半額になるかどうかは難しいところですが、600,000円位の使用でできる可能性もあります。