トイレをリフォームする前には、どのタイプの便器を選ぶかを決めなければなりません。まず、古いものでは和式の便器がありますが、高齢者が増えているこの時代に、しゃがんだり立ったりといった動作で体に負担がかかる和式に変えようとする人はあまりいないと考えられます。そこで洋式便器の中から選ぶ人が大半だと考えられますが、大きく分けて洋式トイレは2種類に分かれます。それは、背中側にタンクが付いているタイプと付いていないタイプです。
背中側にタンクが付いているタイプはよく見かけるスタンダードな洋式トイレだと言えます。その中でも便器とタンク、便座を組み合わせた組み合わせ便器と、便器とタンクと便座が一体化している一体型トイレに分けることが出来ますが、大きな違いはないと言えるでしょう。
次に背中側にタンクが付いていないタイプは近年注目されている種類で、タンクレストイレと呼ばれています。このタイプの良い点にはデザインがスタイリッシュであることやタンクがなくてすっきりしているため、個室の中が広く使えるという点が挙げられます。また形がデコボコしていないのでお掃除もしやすいです。その半面、水圧が低い場所では設置出来ないことがあるといったデメリットもあります。更にタンクのないタイプの便器では、普段は電気を使って水を流す仕組みになっています。そのため、停電時にはそれぞれの機種に合った方法で水を流す動作が必要になることを覚えておくべきでしょう。
トイレのリフォームを考える時には、見た目の美しさと機能性などを総合的に考えてご自宅に合う便器を選ぶのがおすすめです。