安い料金で工事を終わらせるために、いくつかの企業を比較してから施工を依頼したからといって、必ず見積もりの金額通りに施工が終わるとは限りません。建築されてから30年や50年ほど経過している住宅は注意が必要で、便座を固定している床の一部が腐食している事が後から分かり、トイレリフォームの費用が大幅に上がってしまう事もあります。シロアリなどが発生していた場合は、シロアリの駆除にかかる費用まで支払う事になりかねませんから、トイレリフォームを始める前に住宅内の状態を詳しく検査する事が重要です。

トイレリフォームの工事を進めているうちに機能性にこだわりたくなって、更に追加で工事を依頼する事でも見積もりよりも費用が高くなる事もあります。ウォッシュレットを追加で取り付けてもらう工事や、安全性を高めるために手すりを取り付ける工事なども、後から依頼すると追加料金を支払う事になるので注意が必要です。

壁や床などの工事も含めて行う事になった際には、施工にかかる費用とは別にデザイン費用を支払う場合もあるので、見積もりの内容をよく調べてください。大型の機器を使用しなければ床などに穴をあけられない事が分かった場合も、費用が少しばかり高くなる場合があるので、まずは現地の調査を行ってもらう事も重要です。手作業で基礎工事や解体も行う事になるために、作業にかかわる人員が増えるほど料金も高くなります。トイレリフォームの見積もりの正確性なども含めて、企業の評判を確かめておく事を推奨します。